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子どもの腹痛


2015年11月01日

子どもの腹痛の原因はとても多くあります。言葉が話せない乳幼児の場合、お母さんや医師が子どもさんの表情等をみて腹痛の原因を判断しなくてはいけません。
言葉が話せる年齢になると「ポンポンが痛い」と訴えるようになります。
お腹が痛いと言っても必ずしもお腹に原因があるとは限りません。風邪や中耳炎、あるいは喘息の初期でもお腹が痛いと訴える子どももいます。

子どもの腹痛にありがちな主な原因は次の2つを覚えておいてください。
一番多いのは便秘です。便秘で腸に便やガスがたまるとお腹が張って、腹痛を訴えます。昨日うんちが出たと言っていても、お腹が張っていますと浣腸をしてあげると便やガスが出てケロッと治ってしまうことはよくみられます。よく便秘をして腹痛を訴える場合はお母さんは日々の食事の内容をチェックしてください。お野菜を含めてバランスのとれた食事を子どもに与えておられるか、気をつけてみましょう。
次に多くみられる腹痛は胃腸炎です。お腹の風邪といってよいかもしれません。吐き気、下痢をともなった腹痛はよくみられます。吐き気がとまってから、脱水にならないように、水分を少しずつ与えます。整腸剤もよいかもしれません。最近は下痢止めはあまり使われません。
腸重積(浣腸をすると血性の便がでます)や虫垂炎等でも腹痛を訴えるので、腹痛を強く、または長く訴える場合は近くのお医者さんに診てもらいましょう。

保育園や学校に行くようになると、朝食の前後や登校前に腹痛を訴える子どもをよく診ます。慢性反復性腹痛といいます。
多くは心因性ですが、子どもをとりまく心の状況によく関心をはらいつつ、子どもの腹痛を事実として受け入れその気持ちに寄り添い、経過をみていくことが必要です。
広報委員会  内坂 徹