みんなのけんこう Vol.75
1/4

みんなのけんこうvol.75長野県医師会一般社団法人長野市大字三輪1316番地9 TEL.026-219-3600http://www.nagano.med.or.jp/平成28年8月発行目の変化(老化)は、40歳前後から始まっています。水晶体の弾力性が低下し、かつ、水晶体を調節する毛様体筋の働きが弱まるため、網膜にピントを合わせづらくなります。これは、誰もがなる目の変化で、病気ではありません。目をまったく調節しない状態(遠くを見た状態)で、網膜上にピントが合うのが正視、網膜の手前にピントがずれるのが近視、後ろにずれるのが遠視です。いずれの場合も、その状態のまま、歳とともに目の調節機能が低下していきます。これが老眼です。監修:松本歯科大学病院 眼科 太田浩一「これって歳のせい?」加齢と目の病気 加齢とともに目の機能は変化します。老眼や遠視・近視は眼鏡などである程度矯正できます。しかし一方、加齢とともに確実に進む目の病気があります。「歳のせい」とほうっておくと、失明する場合もあります。目の変化に気づいたら、できるだけ早く検査を受けることが大切です。目がかすむ細かな文字がよく見えない物がにじんで見える物が見える仕組み正視・遠視・近視と老眼物がゆがんで見える正規近視遠視網膜にピントが合う網膜の手前にピントがずれる網膜のうしろにピントがずれる網膜水晶体角膜瞳孔視神経硝子体黄斑目がかわく

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です