わたしたちの健康読本48 心臓の病気
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わたくしたちの健康読本② 心房細動(しんぼうさいどう) 「脈が速くなる」タイプです。司令塔(洞結節)の指示を逸脱し、心房のあちこちから無秩序に電気刺激が生じます(図8)。心臓が不規則に拍動し、動悸や息苦しさ、めまいを感じ、不安感も高まります。発作が出たり治まったりする発作性心房細動(数分から数時間の持続)に始まり、だんだんと回数が増え、持続時間も長くなって慢性化するパターンが一般的です。期外収縮と同じく、症状がなく、検診で偶然に指摘されるケースもあります。年齢が上がるほど有病率が高くなり、70歳以上では数%に見られます。12不整脈正 常心房細動 図8 心房細動の心電図波形資料提供:心房細動週間ウェブサイト 

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