長野県医師会は、長野県下全域にわたる21か所の郡市医師会の会員である開業医及び勤務医師等、約2,700名を擁する組織であります。昭和22年11月、『医道の高揚、医学医術の進歩発展の向上を図り、もって社会福祉の増進に寄与する』ことを目的とし社団法人として設立されました。設立以来、医師の生涯教育、学校保健、産業保健、介護保険、さらには感染症予防対策、生活習慣病検診等、積極的に事業を展開し、地域の医療・保健・福祉活動を通じて県民の健康と生命を守り、豊かな福祉社会づくりに努力してまいりました。
長野県は男女共に全国有数の長寿県であり、全国から注目されていますが、私共が長年行ってきた、生活習慣病等の各種検診、テレビ・ラジオなどによる健康教育事業などが、「健康長寿長野県」に少なからず貢献しているものと自負しています。
最近の医療をとりまく環境は、糖尿病をはじめとする生活習慣病の増加など疾病構造の変化とともに、県民の健康への関心は益々高まっていますが、一方、10年来続いた国の医療費抑制政策は、小泉政権下における市場原理主義の台頭によって悪政極まり、医療崩壊という現象に陥ってしまったことは誠に遺憾で、国民にとって不幸な状態をもたらしました。国の責任において、世界に誇る皆保険制度を堅持し、21世紀に相応しい社会保障制度が構築されることを念願するものであります。
医師会は、医療・保健・福祉に関する全てに関わりを持つことから、その事業は、在宅医療・救急医療を始め、生活習慣病・乳幼児・妊婦等各種健診、介護保険、学校保健・産業保健等、多岐に亘っていますが、長野県医師会は、真に健康を願う県民の立場において、安全で安心な医療提供を目指して、関係団体の方々と連携を図り取り組んでまいりたいと存じます。
ここに、長野県医師会の概要、事業内容、活動状況等を紹介し、県民の皆様方のご理解の下、私共の活動にご支援ご協力をお願いする次第であります。
平成22年4月