
みなさんが子どもの頃、あるいはお子さんが学校で健康診断を受けるときの医者が『学校医』です。
現在、学校医は学校保健法第16条の「学校には、学校医をおくものとする」に基づいて、すべての学校に配置されています。古くは明治31年に欧米に先駆けて「公立学校に学校医をおく」ことが勅令として公布されたことに始まります。
長野県医師会では昭和29年4月1日に学校医会が発足し、以来、学校保健活動を推進してきました。児童生徒の健康診断の検査項目は学校保健法施行細則により定められていますが、診察事項は、内科、眼科、耳鼻科、歯科、皮膚科などとなっていることから、内科医、耳鼻科医、眼科医などが従事していますが、耳鼻科医と眼科医は長野県内の公立の小・中・高すべての 707校に配置することが難しい状況です。
長野県医師会員で学校医として活動している医師数は897人で、学校では主に保健主事や養護教諭と連絡をとりながら、児童生徒や教職員の健康を守るため活動しています。 いちじるしい社会環境の変化が児童生徒に様々な影響を及ぼし、肥満児やアレルギー性疾患の増加、からだは大きくなっても体力や運動能力の低下するといった身体的な変化とともに、不登校やいじめの問題など『こころの健康』が大きな問題になっていて、精神科などの専門医による相談事業が行われるようになっていますが、学校医の活動は広範囲になってきています。 また、インフルエンザの予防といった感染症対策やアスベストなどの環境対策も児童生徒の安全確保の上で、学校の責務は大きなものがあります